繰り返す日常は無愛想で冷たいけど、って歌っていた渋谷すばるさんが退所すると聞いていちヲタクがわがままを言っているだけ。

2018/04/14

ぐうたら過ごした土曜の夜は春の嵐と呼べるくらいの風が吹き荒れていた。

竜巻が発生したのかと思うくらい、玄関の外で風除室はガタガタと揺れていたし、庭に植わっている樹木たちは大いにしなって、折れるもんかと耐えていた。乾燥するばかりで地面を濡らす雨は降らない。

翌朝、新緑の眩しかった樹木たちは少しむしりとられた葉を落としていた。それでも、耐えたのだ。折れずにシャンと、太陽に向かって立っていた。



依存症になってしまった私は寝ぼけ眼でiPhoneのロックを解除した。アプリの右上に赤い数字がいくつも出ている。

ひとつずつ消化しながら、メールのアプリを起動した。

いつもは中身を軽く確認し(確認しない日もある)、そのまま削除していた事務局(という名前のファンクラブ)からのメールをその日の朝はしっかりチェックした。

前々日からの嫌な噂を、まったく迷惑な話だと吐き捨てて、無かったことにしたかったからである。前日の夜に、会見が開かれるという噂も流れて、心がざわついたけれど、公式からは何のアクションもなかったので、デマだと流していた。

 

でもそのメールは確かに届いていた。

午前11時に、メンバーより大切なお知らせがあります。

そんな言葉が綴られたメールを、いつものようにゴミ箱へ入れることはできなかった。

 

これがいつもだったら、まだ発表されていなかったツアーの申し込み開始日、当落発表日の案内かな、と思うのだけれど、そうはさせてくれない世間の噂があったので、時間になった瞬間、おそるおそる添付されていたURLを開いた。

You&J設立日に郵便局窓口へ駈け込んで登録したFC番号から引き継いだ、単独のFCのナンバーと、パスワードを入れて、私はページを開いた。









わからないけどわかりました、って仕事の時に皮肉?で言うことあるけど今回は逆

わかっているけどわかりたくない。わかりたくないよ~~~ウア~~~~わかってもわからなくても、いなくなることは事実だから、ただその事実を受け入れたくない、円満退所ヨカッタネ~会見してもらえてヨカッタネ~とかそういうことじゃない



別に、裏切られた(・_・、)!応援なんかしない、してやるもんか( `o´ )!!って言ってるわけじゃなくて~~~そんなのeighterみんな「すばるくんには一生音楽続けていてほしい」と思っているに決まっているし、メンバーに仕事が無くて彼本人が辞めなきゃいけないかなと考えていたときも、自分は歌を歌いたいって思い続けていた人だっていろんなインタビュー等で教えてもらったから、続けていてほしいんじゃ~~それを辞めろと言っているわけじゃない

 

私の担当はある日突然解雇された、コメントも無く辞めた、会見も開いてもらえなかった、とか、まあいろいろあると思うし、今回みたいにメンバー全員(ヤス、こういうときに出れないなんて逆にいろいろ持っていてこっちがコメントに困るよ割愛!)スーツを着て出る会見なんて珍しいし初めてなのでは?と思わんでもないけど、だから良かったねってことじゃない。

今まで自分の好きなグループからメンバーが脱退して人数が減ってもそれが私の(彼の苦手な言い方を使ってしまうけど)いわゆる【担当】ではなかったから『(残っている)メンバーみんなが決めたことなら、今のカタチが最善なのだと思う!応援しよう!』って前向きなこと、へらへら笑って言っていたけど、今回はそういう気持ちにはどうしてもなれない。

今まで、すごい無責任な気持ちでグループを応援していこうぜ!って言っていたんだな、って自担が辞めた人に対してとても申し訳なく思った。



『何度も止めたんですけど』

って、私たちよりよっぽど近くにいたメンバーが、夢を持って旅立ちたがっている仲間を必死で止めた話を聞いてしまったら、もうこれが最善だなんて、少なくとも、今は、思えない。

何年後かに6人で活動している彼らを見て、「みんな笑ってる!これがきっと良い方法だったんだ」って思えているのかもしれないけど、その何年後はいつくるんだろう。

その笑っている場所には、どうにかして7人ではたどり着けなかったのかな。って、たぶん一生考えてしまう。

 

社長には2日前とかに言ったっていうから、まあそこは置いといて、6人には1月頃から言っていて、それをずっと止めたみたいだけれど、まあどこかでもう無理だってなったんだろうな~

ヨコの「この日が来なければいいのにって思っていた」という言葉、本当に涙が止まらない。未練タラタラやんけ。私もじゃ。

 

解散っていう選択肢を、出していたのか出さないまま話が進んだのか、そもそも存在しなかったのか、部外者である私たちは知らないけど(会見で触れていたのなら私は見ていないのだけれど)

グループを残す判断をしてくれて、本当にありがとう。私はこれからも縋っていく…

つらいときもうれしいときも、支えて寄り添って励まして盛り上げてくれた曲が多すぎる。

グループが残っている以上、さびしさは消えないけれど、すばるがいないなら関ジャニ∞は存在する意味がない、というのは違うとわかっているから、本当によかった…

内が、すばるが、そこにいた関ジャニ∞も、それを含めてエイトなんだな~







関西ジャニーズJr.だった7人が8人になって関ジャニ8と名付けられる前、楽器隊になることを一度は拒んだ大倉が、拒んだ結果、前に立つことなく7人のバックで踊っていた大倉が、正規メンバーに成るべく死にもの狂いでドラムを練習していたところに、センターで歌っていたすばるがついていた話が、血を吐くほど好きなんですけど、その男が潔く送り出す心の準備がまだできていないこと、どこかでホッとしている自分がいる。いや、できているのかもしれないけど、会見に出たくなかったって、それはまだ納得していないのでは?とか、意地悪な考えを持ってしまう。

でも、6人全員がハイソウデスカ~!がんばれ!って潔く送り出してたら、それはきっと私の好きになったエイトではないので……って、はあ、やかましいわ、私。

 

2015年のソロライブ(Zepp Nagoya)をいちばん後ろで観ていて、少し遅れてヒナが入ってきて、アンコール最後まで見ずに、両脇スタッフさんに支えられながら、号泣しながら、出て行ったの、今でも忘れられない。

私は別にヒナを見に来たわけじゃないけど、あ、男の人が来てる~うれしい!と思って何気なく視線をやったらヒナで、ライブ中はいること忘れていたけれど、ヒクヒク肩を揺らしながら、泣きながら、旧友で戦友でメンバーの晴れ姿を喜んでいた後ろ姿、見たときはなんだかうれしかった。

ファンだけじゃなく、メンバーにも愛されている男だな、って改めてわかって誇らしかった。(なぜか私が誇らしい)

その日のライブを思い返せば、歌はいつも通り最高で、MCはいつも通り拙くて、かわいくて、ズシリと重い歌声が子宮のど真ん中に響いていた。きっといつも一緒にステージに立っているメンバーからしたらいつもの何ら変わりないすばるだったんだと思う。それでもヒナは泣いていた。のに、

そのヒナが涙ひとつ流さず、こんなことがありました、あんなことがありましたって冷静に、ちょっと冗談も交えて説明してくれたの、本当に感謝でいっぱい。ヒナがあんなにカラッとしているのに、私みたいないちオタクがぐずぐず言ってる場合じゃないことくらいわかっているのにやっぱりどうして納得できない。したくない。



私の、人生の半分以上をかけて応援してきた気持ちや重たい想いは昨日のFCに綴られた1ページ分では、編集されて10分も満たない記者会見では、とてもじゃないけど納得させられない。




という、ただの愚痴。

著名人の方々の言ってることや、とても理解力のあるeighterの皆さまのツイートを拝見して、本当にすごい、語彙力皆無だから何も言えないけど、すごい、えらいと思う。大人だね。なれね~な~

 

たぶんこれからこの日の会見、ウソでした~って言われる日を待ち続けてしまうんだと思う。嘘じゃないのにね。わかってるんだけど、わかりたくない。本当に、それだけ。何度も同じこと言ってしまう。でも何度も同じこと言わせてほしい。やだやだやだ。関ジャニ∞渋谷すばるでいてほしい。もうだめなんだけど。














乾いた風が頬を撫でた。まるで止まることなく頬を濡らす涙を乾かすみたいだった。いい歳して嗚咽が止まらないくらい泣いて、鼻水流して、ヤダヤダヤダ~~~ってじたばたして、大きい声で叫んで、歌って……

私が駄々をこねたところで考え直すような間柄でも無ければ彼の意志ではないし、無駄だとわかってはいるのだけれど、大きい声で嫌だと叫びたい。どうせ叶わないのだからせめて大きい声でわがまま言わせてほしい。



「まっすぐ前を見つめて進んでいく彼を応援していきましょう」



とか、他人に強要されなくても私は私のタイミングで、気持ちを切り替えるし、放っておいてほしい。



日曜夜のワイドショーで、コメントを求められて返していた男性が「渋谷さんのファンなら、応援するべき」と至極真っ当なことを述べていて、お仕事だから言うしかなかったのはわかるけど、それでもやっぱり無神経にそういうことを言われるのは腹が立つし、司会の男性もヨコの知り合いで電話で話したからってすべて知っている気になるのは本当にやめてほしい。

あなたははがきで届いたライブや舞台の案内に一喜一憂して、郵便局にバイト代をしこたま持って駆け込み、申し込み用紙を記入し、振込し、当落発表日に電話で確認し(昔は確認なんてしたことなかったけど)、公演2週間前に自宅のポストに届く淡いブルーのチケットが入った封筒を待ち構え、座席にまた一喜一憂し、電車や新幹線、バスのチケットを取り、ホテルをおさえ、うちわを手作りし、荷造りし、ファンサが欲しいと手を振って、会場で知らない隣の人と手を繋いで、バンザイして、幸せをかみしめた、ことが、あるのか。

 

立場がちがう。

私たちはもう、毎週、毎回、更新される何かを楽しみに、新しい彼を知ることを生き甲斐に、することはできなくなってしまうのだ。

久しぶりに声を聴きたくなったから、といって電話をできる仲でも無ければ、会いたくなったから会いにきた、といって家のドアをノックする仲でも無い。そういう仲になりたかったとかそういうことでもない。

でもそういう仲になれる立場の人たちに、プライベートでも関わりのあるひとたちに「さみしいかもしれないけど」とか言われると本当に黙っていてほしい。

何度も言うけど別に知り合いになりたいわけじゃない。

彼の歌を、アイドルとしての人生を、そっと、応援していたかっただけなのだ。



初めて彼に出会った、まだランドセルを背負っていた頃と比べて、私もかなりいい歳になってしまったと同時に物分かりの良いのか良くないのかわからない大人になってしまったので、いつか、いつかいつか、嫌だけど、いつか「しょうがないこと」と自分を納得させて、この何とも言えない感情に蓋をする時が必ずやってくるのだと思う。それは死ぬ時なのかもしれないし、明日かもしれない。

でも、いまは、感情にまかせてキーボードを叩いているこの瞬間は、何も納得できていないということを覚えておきたくて、久しぶりにブログを書いた。は~~~やっぱりいやだ。笑



フロム カンジャニエイト、って言ってくれたこと

アイドルやってますって自ら名乗ってくれたこと

すごくすごく嬉しかった~

長い長い間、私の中のスーパーアイドルで憧れで心の支えで大好きな歌手でいてくれてありがとう

これからもかわらず勝手によろしくお願いします。

きっとずっと好きです。それだけは変わらないし揺るがないです。

なんで伝えられないんだろう、直接、ありがとうって言いたいのにな~

さみしいね